東雲研修センター ニュースレター No.76 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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{COL2}様 いつも東雲研修センター及び公式HPをご利用頂きましてありがとうございます。 長かった夏がようやくひと段落し、体に負担の少ない気候になりました。気候が落ち着いたお陰で、夏の間ずっと付いて回っていた水問題も落ち着いています。先月は日本国内における水問題について勉強しましたが、世界には常に水問題と向き合っている国々が数多く存在しています。一時的な困難でなく、常に直面していることで紛争が起きたり、安全な水にアクセスできずに命を落としていく子どもが後を絶ちません。日本とは全く次元の違う世界の水問題は具体的にどのようなものなのか、どう解決に導いていったら良いのか、どのような取り組みが成されているのか。今回はこの問題について学んでいきたいと思います。 橋本総業株式会社 東雲研修センター事務局 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
INDEX | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【1】研修情報‥‥東雲研修センター 定期研修情報 【2】エコ次郎先生とエコ娘のなるほど講座‥‥【世界の水問題】 【3】世界の水問題に対する日本企業の取り組み 【4】編集後記‥‥エコ次郎の小ネタ横町 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【1】東雲研修センター 定期研修情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東雲研修センターの定期研修は、直接のお客様だけでなく、メーカー様や関係団体、橋本総業(株)と多少でも関係のある方々でしたらどなたでも受講できます。 現在東雲研修センターで募集している研修のご案内です。特徴は、座学だけでなく研修によって現調、試運転、設置、組立などの実習が含まれていて、ホームページから申し込みが出来ます。是非ご検討下さい。 ![]() 【現在受講生募集中の研修一覧(2026年3月まで)】
*参加条件あり 詳細はHPをご覧ください ◎東雲で開講の研修は昼食をご用意しています ◎受講料は税込です 2025年度の全研修スケジュール・お申し込みは こちらから ![]() 【特別講習】多能工実践プログラム1/トイレリフォーム実習(内装工事) 東雲研修センターでは、リフォーム工事における人手不足解消のための多能工実践プログラムを開始しました! 第1弾として、トイレリフォームを一人ですべて完工できる『トイレリフォーム実習(内装工事)』の実習を行います。現場施工で、便器の設置、配管はできるが内装の仕上げはできない人のための体験型技能講習となります。 申込みは、みらい会会員様経由優先とさせていただきます。 トイレリフォーム実習の詳細は こちら | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2】エコ次郎先生とエコ娘のなるほど講座 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【3】世界の水問題に対する日本企業の取り組み | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【ヤマハ発動機】 ヤマハ発動機は、2000年代から村落向けに浄水装置の開発を行い、2010 年から『ヤマハクリーンウォーターシステム』の販売を開始。2023年8月までに、アフリカ・アジアを中心に50基の導入実績があります。浄水装置の使用者となる現地の村落、病院や学校などは、装置を購入するための資金がないため、ODAや国連機関からの公的資金を用いて設置を進めています。また、設置だけに留まらず、これからこのシステムを活用する集落の子どもたちに対して、これまでの生活用水(河川等から汲み上げた水をそのまま利用)の危険性と、安全な水の重要性をより深く理解してもらう啓発活動を行っています。 【三菱ケミカルアクア・ソリューションズ】 三菱ケミカルアクア・ソリューションズは、1952年に前身の日本錬水株式会社が事業を開始して以降、70年にわたり水処理、分離精製事業を行っています。アフリカでは、国連開発計画(UNDP)と共同で、ケニア東部州マチャコス県の約40世帯のコミュニティに浄水を供給する事業を展開しています。現地では電力が利用できないため、動力が不要でメンテナンスも容易な『緩速ろ過装置』を設置し、近隣の運河から引いた水を浄化して地元住民に供給しています。それと同時に、浄化した水を地元住民が近隣の人々に販売して現金収入を得る浄水ビジネスモデルも開発。安全な水供給等の環境配慮型ソリューションの取り組みも積極的に推進しており、UNDP や JICA との協業も高い評価を受けています。 【Mizuha】 Mizuhaは、大気中の蒸気を液体化し、飲料水へと変える技術を持つ『空水機』を販売、エジプトで注目を集めています。現在エジプトは、水資源の95%をナイル川に依存していますが、今後も急激な人口増加が見込まれており、水不足が懸念されています。また、カイロ東の砂漠地帯に、「首都移転計画」が進められていて、これまで頼ってきたナイル川以外の水源が求められているのです。 Mizuhaは2023年8月から現地5か所で実証実験を行い、11月15日に正式にエジプト政府と契約を結びました。今後はアフリカや中東で広く販売していく予定です。 【Sunda Technology Global】 Sunda Technology Globalは、ウガンダで『井戸を始めとしたコミュニティ共有型水源の持続可能なO&M(オペレーション&メンテナンス)の仕組み』を構築しています。中でも、継続的な水料金回収とそれによる継続的な井戸の稼働を実現するために、自動化された料金回収の仕組みを採用しています。 また、現金ではなくモバイルマネーによる支払いと管理をすることで、回収金管理の安全性も向上。利用料に応じた課金により、公平性も高め、住民も安心して支払えるようになりました。これは技術的ハードルだけではなく、心理的ハードルの解消にもつながっています。 現地では、元々「水にお金を払う」という習慣がありませんでした。そのため、水道管理担当者といえども同じ村人が、隣近所から水道料金を回収する、ということには抵抗感があり、回収がしづらい側面がありました。しかし、モバイルマネーにより、半ばシステマティックに回収できるようになったことで、この抵抗感が薄れ、水道料金の支払いという「新たな慣習」が浸透するようになりました。結果的に水道料金の回収しそびれることが減り、また回収した水道料金の盗難リスク軽減にも繋がっています。 上記以外にもたくさんの企業や団体が、水問題の解決に力を注いでいます。私たち個人がいきなり現地へ赴いて何かができる訳ではありませんが、自分が協力したいと思う支援内容や理念と近い活動をしている支援団体へ寄付を行うことも、立派な支援です。こういった方法での協力もぜひご検討くださればと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【4】編集後記 〜エコ次郎の小ネタ横町〜 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
皆さま、こんにちは。エコ次郎でございます。今月の大相撲も終わってしまいましたね。千秋楽をTVで見ていて、番組の最後に「今年の大相撲も来場所が最後になりますね」というようなことを解説の方がおっしゃっていて、一瞬驚いてしまいました。通常ですと9月場所は秋真っ只中での開催ですが、今年は夏場所かと勘違いするような暑さの中だったので、まさか2ヶ月後が1年を締めくくる九州場所とは...。さすがに11月は半袖での観戦は無いと信じたいです。 さて、今日は今月知り合ったパイロットの方から聞いた、驚きのエコネタです。以前からの知り合いが「パイロットの人が戦闘機の話しを聞かせてくれるから、一緒に行こう」と誘ってくれて、私もご一緒しました。そのパイロットの方は、以前は航空自衛隊でF15戦闘機に乗っていたそうで、なかなか聞くことのできない貴重な裏話しを聞かせてくれました。今は航空会社で旅客機を操縦しているそうなのですが、趣味は昆虫を育てることだそうで、「この前、行きたかったカブトムシの即売会に間に合わなかったら困るから、フライトをぶっ飛ばして40分巻いて、無事に狙っていたカブトムシを手に入れたんです!」とおっしゃるのです。40分巻き?!飛行機ってそんなことをして良いの?!と驚いて伺ってみると、「別にいいんですよ。お客様だって遅延は困るけど、早く着く分には困らないし、それに40分早く着けばそれだけ燃料も使わずに済むからエコですしね!」と得意げにおっしゃるのです。スゴイ、飛行機でエコとは...。今まで私が取り組んでいた小さなエコ活動が、ミジンコくらい小さく感じた瞬間でした。 ちょっと凹んだエコ次郎でしたが、色々と考えていくうちに「でも、このスケールのエコをできる人間は限られている」という当たり前のことに気づき、さらに「このエコに取り組もうと考えるパイロットは稀だろう」という思いに至ったので、雲の上の他人と比べて凹む必要はなさそうですね。私は、自分のできる範囲で日々のエコ活動を頑張っていこうと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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